シュターツカペレ・ドレスデンのシューマン


シューマンの交響曲が大好きです。

交響曲に限らず、歌曲、ピアノ曲、合唱曲…

シューマンは私の大好きな作曲家です。



そのシューマンの交響曲を全曲、

大好きなオーケストラ、

シュターツカペレ・ドレスデンの演奏で

聴くことが出来ました!(と言っても、

昨年の秋の話なのですが…)。



深くて、奥行きがあって、

どちらかと言うと艶消しの音…

そう、このオーケストラ特有の「あの」響き!

シューマンの色合いにとても合っていて、

靄のかかったような

ややくすんだ色合いを持つ

シューマン独特のオーケストレーションが、

まさに理想的な形で再現されていました。

(これは本当に凄いことなのです!

特にシューマンに関しては!)



そして、

マエストロ・ティーレマンによって醸し出される

詩的情緒とでも言ったら良いでしょうか!

無理矢理興奮へと煽り立てることなく、

情緒に溺れることもなく。

所々程良いルバートを伴いながら、

知的に、細部までしっとりと丁寧に歌いあげる様は、

まるでリート(ドイツ歌曲)を聴いているかのようでした。



最近はどちらかと言うと、

軽快で鮮明でフレッシュな印象を与える演奏に接することが

多くなりましたが(勿論それもとても素敵なことなのですが)、

こうやって、

カンタービレな(←歌うような)大きな流れの中で、

色彩が微妙に移ろいゆく様をじっくり味わえるというのは、

本当に良いものです。



「この響きの中に、溶けて無くなってしまいたかった」

とまで言ってしまうと、

かえって冗談ぽくなってしまいますが、

聴いていて、

それはそれは幸せな感覚に包まれていました。

とても思い出深い二日間となりました。



…いつかまた、シューマンの作品を指揮できますように。



2018/10/31(第1番&第2番)、11/1(第3番&第4番)@サントリーホール


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あっ、そうそう。

ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンと言えば、

2016年に聴いた

ワーグナーの『ラインの黄金』も

天国的に素晴らしい演奏でした!


以下、2016年11月19日 ツイッターへの投稿:
「シュターツカペレ・ドレスデンの「あの」音色と、圧倒的な素晴らしさを誇る歌手たち。そして全てを完璧に統率するマエストロ。「ああ、ずっとこの響きにつつまれていたい!」と思った、またもや、本当に幸福としか言いようのない夜でした。@ザルツブルク・イースター音楽祭 in Japan」

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